WAGNER MC 50 M セラミック・ペースト原料
I) WAGNER MC 50 Mは、グリース並びオイルブレンディング施設で使用する為に設計された工業用添加剤原料で、MoS2二硫化モリブデン・グラファイト・PTFE(テフロン)等の固体添加剤代替品としてご利用いただけます。
-2021年 3月: 石油製品専業大手メーカー6社様にてサンプル評価。
-2022年 9月: 高荷重下での耐摩擦・摩耗特性並び潤滑性が圧倒的に良い等の好評価をいただき販売開始。
詳細は、以下をクリック下さい。
MC 50 M セラミック・ペースト日本語資料
II) 以下は上記WAGNER MC 50 Mをベースとしたセラミック配合グリースLI200並びLI400のインドでのテストデーターですのでご参考下さい。(Wagner氏は、2020年よりインドのタタ財閥のタタ・スチールやインドの大学のトライボロジー専門家などからの依頼で、セラミック商品に関するウエブ講義を行っています。)
テストデーター詳細は、以下をクリック下さい。
LI400, LI200, MoS2 テストデーターインド 2021
以下が、簡単なまとめです。
ASTM D2596(標準試験四球法)
試験されたグリース全てWAGNER社製:1) MoS2二硫化モリブデン配合グリス、2) LI200 3) LI400セラミック配合グリス
<結果>
1.最大非焼付荷重*(LNSL) : LI400が1600N、LI200が1260N、MoS2が1260N
(*荷重により潤滑膜が破断し、金属同士が直接接触することにより焼付が生じるまでの限界荷重。)
2.融着荷重**(WL) : LI400が8000N、LI200が5000N、MoS2が4000N
(**金属同士の摺動による摩擦熱により金属が溶融、融合しこの領域ではもはや摺動はできなくなる。)
上記より1.の焼付が起こってから2.融着し摺動できなくなるまでのWAGNERセラミックの数値がモリブデンよりも優れている。